Nishiのパワプロ2022MLB査定ブログ

パワプロ2022で作ったMLB選手を公開していきます。

パワプロ2023 バーノン・ウェルズ 2006年 パワナンバー

バーノン・ウェルズ

TOR(1999-2010)-LAA(2011-2012)-NYY(2013)

 

通算成績 1731試合 .270 1794安打 270本塁打 958打点 109盗塁 fWAR25.0

獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞3回

 

2006年 154試合 .303 185安打 32本塁打 106打点 17盗塁 fWAR5.8

 

不良債権の代名詞

MLB長期契約列伝 第11弾

契約チーム TOR

契約期間 2008年〜2014年

契約総額 7年1億2600万ドル(1年あたり1800万ドル)

fWAR(契約期間中) 4.9

契約レビュー 大失敗

 

MLBで不良債権といえば、今でこそレンドーンやストラスバーグの名前があがるが、ひと昔前の不良債権の代名詞はバーノン・ウェルズだった。

 

全盛期のウェルズは5ツール揃った外野手で、2003年にはリーグ最多の215安打、49二塁打を記録。2004年からは3年連続でゴールドグラブ賞に輝くなどリーグを代表する選手のひとりにまで成長。

 

3割・30本塁打・100打点の好成績を残した2006年オフに大型契約で囲い込もうとするのは分からないわけではないが、フロントは衰えを全く考慮していなかったのは明らか。

 

大型契約1年目となる2008年からは守備範囲が急速に狭まり、以前はプラス10近かったDRSはマイナス13にダウン。

 

このままではマズイと思ったブルージェイズフロントはバッティング面はギリギリ健在であった2010年オフに放出を模索。

 

当初はどこの球団も手を出さないと言われていたが、何を血迷ったかエンゼルスが強打の若手捕手マイク・ナポリとフアン・リベラというブルージェイズとしては最高のパッケージでトレードの打診にOKサイン。エンゼルスのフロントはおそらくセイバーメトリクス面での衰えに全く気づいておらず、契約のほとんどもエンゼルスが引き継ぐ形となっていた。

 

エンゼルスに移籍してからのウェルズはバッティングでも精細を欠くようになり、2011年はキャリアワーストの打率.218と低迷。

 

2014年開幕前には残り契約を待たずにDFAされ、現役引退を表明した。

 

長期契約を見返すとブルージェイズはバッティング面が衰える前にウェルズ放出に成功しており、大火傷を負ったのはエンゼルスという結果に。

 

エンゼルスフロントの謎行動はウェルズの失敗で懲りるどころか悪化の一途を辿っており、ウェルズ以降もハミルトン、コザート、レンドーン、アンダーソンetcと悲惨な長期契約を繰り返している。

 

f:id:tigpawapro:20240413194220j:image

f:id:tigpawapro:20240413194228j:image

f:id:tigpawapro:20240413194236j:image

f:id:tigpawapro:20240413194245j:image

 

Nishiのひとりごと

ウェルズの契約をレビューした結果、エンゼルスのフロントはこの15年間全く学習していないことが判明。最近では球団売却の声も上がっており、これを機にフロントを総とっかえするのがエンゼルスにとって最大の補強になりそう。

 

tigpawapro.hatenablog.com

プライバシーポリシー お問い合わせ