ロイ・ハラデイ
TOR(1998-2009)－PHI(2010-2013)
通算成績 416試合 203勝105敗 防御率3.38 2117奪三振 fWAR65.4
獲得タイトル：サイ・ヤング賞2回、最多勝利2回
2003年 36登板 22勝7敗 防御率3.25 204奪三振 fWAR7.0
2000年代を代表するシンカーボーラー
ネットスラング「画像ハラデイ」の由来となったことで(一部界隈では)お馴染みの先発右腕。
ESPNの2000年〜2009年までのAll Decade teamの先発右腕に選ばれるなど、2000年代はハラデイの時代と言っても過言ではなく、2000年代に積み上げたrWARは MLB全投手で1位となる62.6。
通算の与四球率1.9という数字が示すように無駄な四球を出さない精密なコントロールと2種類のシンカーでゴロアウトを量産する省エネスタイルも合間ってキャリア通算で67完投を記録。これは投手分業制が当たり前になった現代野球では驚異的な数字だ。*1
今回作成した2003年はハラデイにとって球界屈指のピッチャーへ飛躍となったシーズン。同年はブルージェイズの球団記録かつリーグ1位の22勝、リーグ最多の9完投、投球イニング数は当然最多の266イニングと馬車馬のように投げまくり、見事サイ・ヤング賞のタイトルを獲得。
フィリーズに移籍した2010年にも最多勝＆サイ・ヤング賞を獲得するなどエースとして活躍した。
右肩の故障で2013年をもって現役を引退し、将来の殿堂入りも期待されていたが…。2017年に自身が操縦する小型飛行機が墜落し、40歳の若さでこの世を去ってしまった。
2019年には有資格1年目で殿堂入りを果たし、天国のハラデイの代わりに彼の家族がスピーチを執り仕切った。
球種はツーシーム、ナックルカーブ、Hシンカー。
査定に関して
変化球
ハラデイと言えば、スプリットというイメージもあるが、スプリットを多投し始めたのはフィリーズに移籍してから。
また、カットボールもこの頃はあまり投げておらず、4球種を回避するために真っスラで代用した。
関連選手：画像乞◯スラングとして浸透してしまったサイ・ヤング賞投手たち
画像マダックス
画像クレイトン
画像クレメンス
*1:ちなみ現役選手では1位のバーランダーが26完投、2位のカーショウが25完投であり、その差は歴然
