マット・ウィータース
BAL(2009-2016)-WSH(2017-2018)-STL(2019-2020)
通算成績 1167試合 .249 996安打 146本塁打 550打点 9盗塁 fWAR17.4
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞2回
2011年 139試合 .262 131安打 22本塁打 68打点 1盗塁 fWAR5.7
バリテック2世
ジョージア工科大時代から強打堅守のスイッチヒッターとして注目を集め、プロ入り後はトッププロスペクトランキング1位にランクインした元・球界の至宝。
メジャー2年目となる2010年に正捕手の座を確立、3年目にはゴールドグラブ賞に輝くなど、トッププロスペクトの期待に応える大活躍。
しかし、2015年シーズン序盤に右ひじを故障し、トミー・ジョン手術を受けてからはキャリアが暗転。
復帰後の2016年は、バッティングこそは17本塁打とキャッチャーとしては優秀な数字だったが、守備指標が急落。
腰をかばってかフレーミングが球界ワーストクラスの評価に落ち込み、2011年には+22を記録していたDRSも−3へと転落。
このころにはルクロイやラッセル・マーティンらのおかげでフレーミングの重要性が認識されており、指標が最低クラスのウィータースを進んで獲得する球団がなかなか現れず、開幕前にナショナルズと2年2000万ドルで何とか契約。
球界の至宝と呼ばれた逸材が、フレーミングひとつでここまで評価が落ちるのかと当時は衝撃的だった。
その後は、前述のフレーミング問題もあって正捕手として起用される機会が激減し、最後はモリーナが君臨するカーディナルスの控え捕手としてキャリアを終えることに。
Nishiのひとりごと
デビュー前は将来は殿堂入りするとまでいわれた逸材が、思いのほか伸びなかったのは残念でしたね。
現・球界の至宝アドリー・ラッチマンとはかぶるところがこれでもかってくらいある*1のは気がかりなところ…。
*1:
・同じチーム(オリオールズ)
・同じポジション
・デビュー前からトッププロスペクトとして大注目
・スイッチヒッターなどなど