フェルナンド・バレンズエラ
LAD(1980-1990)-CAL(1991)-BAL(1993)-PHI(1994)-SD(1995-1997)-STL(1997)
通算成績 453登板 173勝153敗 防御率3.54 2074奪三振 fWAR40.9
獲得タイトル:最多勝利1回、最多奪三振1回、サイ・ヤング賞1回、新人王、シルバースラッガー賞2回、ゴールドグラブ賞1回
1981年 25登板 13勝7敗 防御率2.48 180奪三振 fWAR4.9
フェルナンドマニア
MLB史上初となるルーキーイヤーに新人王とサイ・ヤング賞をダブル受賞したサウスポー。
開幕から8連勝という圧巻のピッチングに加え、投球時に頭上を見上げる独特の投球フォームも相まってドジャースファンからの人気はルーキーイヤーにして爆発。
フェルナンドマニアと呼ばれた熱狂的ファンが球場に詰めかけ、一種の一大旋風を巻き起こした。
バレンズエラは球界屈指のスクリューボーラーとしても有名。変化が小さくスピードのあるハードスクリューと変化が落差の大きいスロースクリューを巧みに投げ分け、打者を翻弄した。
バレンズエラは1980年代にサウスポーとしては同期間で3位の128勝(サウスポーとしては1位)をマークするなど、80年代のMLBを代表する好投手。
90年代に入ってからは故障の影響で思うように数字を伸ばせず、殿堂入りこそは逃したが、背番号34はドジャースの永久欠番に指定されている。
また、バレンズエラはメキシコ出身のピッチャーとして
・通算勝利数173
・通算で6回のオールスターに出場
・初のサイ・ヤング賞受賞
など数々の記録を樹立しており、メキシコ出身のメジャーリーガーからはレジェンドと慕われている。
球種はスライダー、カーブ、Hスクリュー(オリ変、Hシンカーがベース)、スクリュー。
査定に関して
クイックF
バレンズエラは投球モーションが大きかったため、積極的に盗塁を仕掛けられ、1981年は25盗塁を許している。
逃げ球
バレンズエラはキャリアを通しての被本塁打率が0.7と一発を浴びることが少なく、1981年も被本塁打率0.5と優秀だった。
尻上がり
バレンズエラは9回になると気合いが入るタイプ。1981年のイニング別防御率を見ると9回は0.66と異次元の数字を残している。