プリンス・フィルダー
MIL(2005-2011)-DET(2012-2013)-TEX(2014-2016)
通算成績 1611試合 .283 1645安打 319本塁打 1028打点 18盗塁 fWAR27.4
獲得タイトル:最多本塁打1回、最多打点1回、シルバースラッガー賞3回
2007年 158試合 .288 165安打 50本塁打 119打点 2盗塁 fWAR4.7
親子揃って50ホーマー
MLB長期契約列伝 第10弾
契約チーム DET、TEX
契約期間 2013年〜2017年*1
契約総額 9年2億1400万ドル(1年2378万ドル)
fWAR 7.4
契約レビュー 失敗
阪神などで活躍したセシル・フィルダーを父に持つ怪物スラッガー。
熊🐻のようなずんぐりとした体格がアピールポイントで、見た目通りパワーは球界トップクラス。
2007年にはリーグトップの50本塁打を放っている。
一方、守備・走塁は壊滅的で激走するだけでチームメイトから煽られる始末。
2012年オフに9年2億1400万ドルでタイガースに加入。
契約1年は3割・30本塁打・100打点をクリアするなど順調な滑り出し。
2013年オフにキンズラーとのトレードでレンジャーズに移籍。
カブレラをファーストにコンバートしたいタイガースとプロファーの出場機会を増やしたいレンジャーズ、双方の意向を叶える形のトレードになるはずだったが…。
2014年に椎間板ヘルニアを発症し、わずか42試合の出場に留まり、チームも地区最下位に転落。
翌年の2015年には3割・23本塁打と復活を果たし、カムバック賞を獲得するも、2016年にヘルニアが再発。
2016年シーズン中にドクターストップを受け、5年の契約を残しながら無念の現役引退となってしまった。
Nishiのこぼれ話
フィルダーの契約は2021年まで続いたが、前述の怪我で2017年からはプレーせず。
それでも金額は満額で支払われ、タイガース、レンジャーズ双方に大きなダメージを与えてしまった。
ちなみに内訳としては保険会社が900万ドルをカバー、レンジャーズは900万ドル、タイガースは600万ドルを払うことに。
タイガースはキンズラーを獲得できたのでまだマシだったが、レンジャーズは実質1シーズンしか活躍していない選手に総額8000万ドル近く払っており、地獄のような契約になってしまった。
*1:本来は2021年までだが、後述の理由で2017年をもって引退