デビッド・オルティーズ
MIN(1997-2002)-BOS(2003-2016)
通算成績 2408試合 .286 2472安打 541本塁打 1768打点 9盗塁 fWAR51.0
獲得タイトル:本塁打王1回、打点王3回、シルバースラッガー賞7回、エドガー・マルティネス賞8回、ハンク・アーロン賞2回
2006年 151試合 .287 160安打 54本塁打 137打点 1盗塁 fWAR5.3
ビッグ・パピ
2022年に有資格1年目にして殿堂入りを果たした2000年代最高の指名打者。
オルティーズはレッドソックスに加入した2003年からラストイヤーの2016年まで不動のDHとして出場。その間に7回のシルバースラッガー賞(DHとしては歴代最多)に加え、8回のエドガー・マルティネス賞を獲得(これも歴代最多)。名実ともに史上最強のDHはオルティーズと言っても過言ではない。
オルティーズはレッドソックスにとって最高のバッターのひとり。オルティーズがクリーンナップの一角として41本塁打を放った2004年にはワールドシリーズを制覇。
バンビーノの呪いを打ち破ったレッドソックスはオルティーズ在籍中に3回のワールドシリーズ制覇を成し遂げており、レッドソックスを常勝軍団に変えた裏にはオルティーズの存在は欠かせなかった。
また、オルティーズは基本的に物怖じせずにズバズバ物申す性格で、2013年にはボストンマラソンテロ事件で暗いムードに陥ったチームとボストンの街に対して放送禁止用語を交えてスピーチを行い、ボストンを大いに勇気づけたことでも知られている。
オルティーズは数多のメジャーリーガーの中でも珍しい、最後までバッティングが全く衰えなかった選手でもあり、ラストイヤーの2016年は38本塁打、リーグ1位の127打点、打率も.315と全盛期と遜色がない成績で、余裕を残して現役を退いた。
引退後の2019年に故郷のドミニカで銃撃され、本人曰く「もう少しで死ぬところだった」ほどの重傷を負った。幸いオルティーズは完全復活し、現在はMLBのご意見版として熱弁を振るっている。