ノーラン・ジョーンズ
CLE(2022)-COL(2023-)
通算成績 134試合 .287 130安打 22本塁打 75打点 20盗塁 fWAR3.9
獲得タイトル:特になし
2023年 106試合 .297 109安打 20本塁打 62打点 20盗塁 fWAR3.7
コロラドの至宝
日本での知名度はあまり高くないが、2023年のルーキー組の中では屈指の好成績を残した強打者。
事実上のルーキーイヤーとなる2023年は新天地ロッキーズで外野の定位置を確保すると、5ツールを存分に活かしたプレーで20本塁打・20盗塁で20-20を達成。
ここぞの場面で無類の勝負強さを誇り、得点圏打率は驚異の.434を記録している。
守備では外野にサード、ファーストと3ポジションを華麗にこなし、レフトのDRSはプラス10と上々の数字。
自慢のバズーカアームで両リーグ最多となる19捕殺をマークし、スタットキャストの肩の評価も両リーグトップだ。
査定に関して
クアーズ補正
ジョーンズが所属するロッキーズの本拠地クアーズフィールドは標高1500メートルに位置するメジャー屈指の打高の球場。
いつも通りの査定であればミート62、パワー84、広角打法をつけたいところだが、クアーズフィールド補正をかけ、ミートとパワーそれぞれをマイナス3。広角打法はオミットすることに。
肩S&レーザービーム
スタットキャストによるとジョーンズの肩は現役最高クラス。ハイライトでもレーザービームを連発していた。
チャンスA
得点圏打率は.434!OPSは1.200オーバーと得点圏にランナーがいると鬼のような成績をマーク。
サヨナラ男
6月11日のパドレス戦で飛距離144メートルの特大サヨナラホームランを放った。
Nishiのひとりごと
日本での知名度は低いと思いますが、スケールの大きさは今年の新人王最有力候補のヘンダーソン、キャロルと引けを取らない素晴らしいルーキーです。
ロッキーズの選手はホームとアウェイの成績の乖離が大きい傾向にありますが、ジョーンズに関してはホーム打率.306に対してアウェイ打率.288とそれほど差がなく、OPSに至ってはホーム.928、アウェイ.935と敵地の方が優秀。
プロスペクト時代はネクスト・ブライアントとの評判だったが、もしかすると殿堂入りしたウォーカー級の選手になれるかも。
これを読んだ皆さん、ぜひジョーンズのことを頭の片隅に入れて、2024年シーズンに備えてみてはいかがでしょうか。