Nishiのパワプロ2022MLB査定ブログ

パワプロ2022で作ったMLB選手を公開していきます。

パワプロ2023 リッキー・ウィークス 2010年 パワナンバー

リッキー・ウィークス

MIL(2003,2005-2014)-SEA(2015)-ARI(2016)-TB(2017)

 

通算成績 1324試合 .246 1087安打 161本塁打 474打点 132盗塁 fWAR18.1

獲得タイトル:特になし

 

2010年 160試合 .269 175安打 29本塁打 83打点 11盗塁 fWAR6.0

 

身体能力はバツグンだったが…。

ずば抜けた身体能力が売りのアスリート型のセカンド。

 

大学時代から「即戦力や!」と熱視線を集め、2003年に全体2位指名でブルワーズに入団。

トッププロスペクトランキングでも上位に名をつらね、2005年にはセカンドのレギュラーの座を射止めたが…。荒っぽいバッティングと守備難が災いし、イマイチ殻を破れず。

 

2010年にはリードオフマンとしてリーグ最多の754打席に立ち、29本塁打。課題のアベレージも.269と悪くない数字を残し、ついに本格開花と思われたが、2012年には再び打撃不振に陥り、2013年にはレギュラーの座も剥奪。

 

その後はチームを転々とするも、かつての輝きは取り戻せず2017年には右肩を故障し、そのままひそっりと現役を引退した。

 

現在は古巣ブルワーズのチームスタッフとして若手の育成に励んでいる模様。

 

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査定に関して

対左B

2010年は対右打率.251に対して、対左は.329。OPSも1.025と左キラーぶりが光った。

 

内野安打◯

内野安打は29本。

 

固め打ち

1試合4安打を2度記録。波に乗ると止まらないタイプ。

 

エラー

荒っぽいプレーの代償かキャリアを通してエラーがやたらと多く、2010年も15失策。

パワプロ2023 アレクセイ・ラミレス 2008年 パワナンバー

アレクセイ・ラミレス

CWS(2008-2015)-SD(2016)-TB(2016)

 

通算成績 1371試合 .270 1387安打 115本塁打 590打点 143盗塁 fWAR17.9

獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回

 

2008年 136試合 .290 139安打 21本塁打 77打点 13盗塁 fWAR1.0

 

キューバン・ミサイル

キャノンアームとスピードが武器のキューバ🇨🇺からやって来たショートストッパー。

 

キューバの国内リーグでは本塁打王のタイトルを獲得するなど、本来はパワーもアピールポイント。

ルーキーイヤーの2008年には21本塁打を放ち、年間30発を狙える内野手になるかと期待されたが、本塁打数はルーキーイヤーがピーク。

 

2008年はオーランド・カブレラがショートに君臨していたため、慣れないセンターやセカンドでの起用がメイン。

セカンドの守備指標こそDRSマイナス6、UZRマイナス6.6とイマイチだったが、時折見せるファインプレーとキャノンアームが評価され、2009年以降はショートのレギュラーとしてプレー。

 

当時はまだUZRやDRSの概念が記者に浸透しておらず、守備タイトルには縁がなかったが、2010年にはDRSプラス20とハイレベルな数字を叩き出している。

 

ホワイトソックスはアレクセイ・ラミレスの成功で、キューバリーグ出身の亡命選手を積極的に獲得するようになり、ホセ・アブレイユやルイス・ロベルトJr.などチームの柱となる選手が次々と誕生している。

 

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査定に関して

チャンスB

得点圏打率は.380、OPSも1.009とチャンスにはめっぽう強い。

 

悪球打ち

典型的なフリースインガーで、どんなボールでも当てにいくスタイルが持ち味。三振は61と非常に少ない一方で、選んだフォアボールもわずか18。出塁率も.317とイマイチな数字にとどまっている。

 

Nishiのひとりごと

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こだわりポイントはパワターを「やせ」に設定しているところ。

アレクセイ・ラミレスは身長188センチに対し、体重81キロとメジャーリーガーにしてはスラッとしており、ユニフォームもダボついていた。

 

関連選手:ホワイトソックスでプレーしたキューバ出身選手

ホセ・アブレイユ

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ヨアン・モンカダ

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ルイス・ロベルトJr.

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パワプロ2023 マーク・エリス 2005年 パワナンバー

マーク・エリス

OAK(2002-2011)-COL(2011)-LAD(2012-2013)-STL(2014)

 

通算成績 1435試合 .262 1343安打 105本塁打 550打点 82盗塁 fWAR26.4

獲得タイトル:特になし

 

2005年 122試合 .316 137安打 13本塁打 52打点 1盗塁 fWAR4.4

 

マネーボールの屋台骨

マネーボール全盛期のアスレティックスでセカンドのレギュラーとしてプレー。

 

守備タイトルには縁がなかったが、堅実なセカンド守備の評価は高く、通算のDRSはプラス130。

 

エラーも少なく、キャリアを通しての通算守備率は.991。

この数字は500試合以上プレーしたセカンドとしては歴代5位の数字である。

 

バッティングでも2005年に打率.316とハイアベレージを叩き出し、切込隊長としてチームに勢いづかせた。

 

欠点はやや故障が多いことで、2004年には右肩の脱臼でシーズン全休。その後は右肩痛に悩まされ、2008年には再び再建手術を受けている。

 

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査定に関して

チャンスメーカー

2005年は28試合で一番セカンドとして出場。

初回先頭打者打率は.375と切り込み隊長の役目をしっかり果たしていた。

パワプロ2023 金河成(キム・ハソン) 2023年 パワナンバー

金河成(キム・ハソン)

ネクセン・ヒーローズ(2014-2020)-SD(2021-)

 

通算成績 419試合 .245 324安打 36本塁打 153打点 56盗塁 fWAR8.5

獲得タイトル:ゴールドグラブ賞1回

 

2023年 152試合 .260 140安打 17本塁打 60打点 38盗塁 fWAR4.3

 

アジアNo.1内野手

アジア出身選手は内野(特にショート)を守れないというジンクスを覆し、ゴールドグラブ賞のタイトルを手にしたユーティリティプレイヤー。

 

内野守備の評価は非常に高く、2023年はセカンドでDRSプラス10、ショートではプラス3、サードでもプラス3と汎用性も抜群。

 

打撃面での成長も著しく、2023年はキャリアハイとなる打率.260を記録。ボールの見極めも上手くなり、同年は75四球を選び、出塁率も.351と上々の数字を残した。

 

また、走塁面ではピッチクロックの恩恵を受け、盗塁数が激増。リーグ5位となる38盗塁と足でもプレッシャーをかけれる選手へと成長した。

 

rWARではリーグ9位となる5.8を叩き出し、アジアNo.1内野手という立ち位置にとどまらない活躍ぶりだった。

 

2024年からはショート1本でプレーすることが決定。

4月20日時点でDRSはプラス1、OAAも上位25%と優秀な数字を残しており、アジア出身選手としては初となるショートでのゴールドグラブ賞獲得も夢ではない。

 

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査定に関して

初球◯、ローボールヒッター、対変化球◯、サヨナラ男、守備職人、バント◯も候補に入りましたが、全てつけるとごちゃごちゃしすぎるので、今回は青特は最小限に。

 

盗塁B

2023年の盗塁成功率は80.9%

 

プルヒッター

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長打は基本的にレフト方向に集中。個人的にキム・ハソンといえばこの得能。

 

Nishiのこぼれ話

キム・ハソンがプレーするパドレスは、

・ボガーツ

・タティスJr.

・マチャド

・メリル

・プロファー

・クローネンワース

とスタメンの実に7人がショート出身者。そんな彼らを差し置いて、ショートのポジションを任されていることからもキム・ハソンの守備力がどれだけ信頼されているかがよくわかる。

 

関連選手

キム・ハソン(2021年Ver)

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キム・ハソン(2022年Ver)

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パワプロ2023 バーノン・ウェルズ 2006年 パワナンバー

バーノン・ウェルズ

TOR(1999-2010)-LAA(2011-2012)-NYY(2013)

 

通算成績 1731試合 .270 1794安打 270本塁打 958打点 109盗塁 fWAR25.0

獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞3回

 

2006年 154試合 .303 185安打 32本塁打 106打点 17盗塁 fWAR5.8

 

不良債権の代名詞

MLB長期契約列伝 第11弾

契約チーム TOR

契約期間 2008年〜2014年

契約総額 7年1億2600万ドル(1年あたり1800万ドル)

fWAR(契約期間中) 4.9

契約レビュー 大失敗

 

MLBで不良債権といえば、今でこそレンドーンやストラスバーグの名前があがるが、ひと昔前の不良債権の代名詞はバーノン・ウェルズだった。

 

全盛期のウェルズは5ツール揃った外野手で、2003年にはリーグ最多の215安打、49二塁打を記録。2004年からは3年連続でゴールドグラブ賞に輝くなどリーグを代表する選手のひとりにまで成長。

 

3割・30本塁打・100打点の好成績を残した2006年オフに大型契約で囲い込もうとするのは分からないわけではないが、フロントは衰えを全く考慮していなかったのは明らか。

 

大型契約1年目となる2008年からは守備範囲が急速に狭まり、以前はプラス10近かったDRSはマイナス13にダウン。

 

このままではマズイと思ったブルージェイズフロントはバッティング面はギリギリ健在であった2010年オフに放出を模索。

 

当初はどこの球団も手を出さないと言われていたが、何を血迷ったかエンゼルスが強打の若手捕手マイク・ナポリとフアン・リベラというブルージェイズとしては最高のパッケージでトレードの打診にOKサイン。エンゼルスのフロントはおそらくセイバーメトリクス面での衰えに全く気づいておらず、契約のほとんどもエンゼルスが引き継ぐ形となっていた。

 

エンゼルスに移籍してからのウェルズはバッティングでも精細を欠くようになり、2011年はキャリアワーストの打率.218と低迷。

 

2014年開幕前には残り契約を待たずにDFAされ、現役引退を表明した。

 

長期契約を見返すとブルージェイズはバッティング面が衰える前にウェルズ放出に成功しており、大火傷を負ったのはエンゼルスという結果に。

 

エンゼルスフロントの謎行動はウェルズの失敗で懲りるどころか悪化の一途を辿っており、ウェルズ以降もハミルトン、コザート、レンドーン、アンダーソンetcと悲惨な長期契約を繰り返している。

 

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Nishiのひとりごと

ウェルズの契約をレビューした結果、エンゼルスのフロントはこの15年間全く学習していないことが判明。最近では球団売却の声も上がっており、これを機にフロントを総とっかえするのがエンゼルスにとって最大の補強になりそう。

 

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パワプロ2023 アレックス・ゴードン 2011年 パワナンバー

アレックス・ゴードン

KC(2007-2020)

 

通算成績 1753試合 .257 1643安打 190本塁打 749打点 113盗塁 fWAR

獲得タイトル:ゴールドグラブ賞8回、プラチナ・ゴールド・グラブ賞2回、フィールディング・バイブル・アワード3回

 

2011年 151試合 .303 185安打 23本塁打 87打点 17盗塁 fWAR

 

レフト守備の天才

ゴールドグラブ8回をはじめ、数々の守備タイトルを総なめにしてきたレフト守備の名手。

 

元内野手ということもあり、肩が非常に強く、本格的にレフトに転向した2011年から3年連続でリーグ最多補殺を記録。

 

同じ守備の名手であるケビン・キアマイアーやチームメイトのロレンゾ・ケインは身体能力頼みの派手なプレーを連発していたのに対し、ゴールドの守備は堅実で、どちらかと言うと技術で魅せるタイプだった。

 

ゴードンの守備はセイバー上でもしっかり評価されており、通算のDRSはプラス109。UZRでもプラス94.5と素晴らしい数字を叩き出している。

 

2012年まではバッティングでも3割近いアベレージを残していたが、その後は完全に守備の人に。

 

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査定に関して

肩S・送球Aレーザービーム

強肩で知られ、2011年にはリーグ最多の20補殺を記録。

2019年にはその肩を活かしてモップアップとして2登板している。

パワプロ2023 ロレンゾ・ケイン 2015年 パワナンバー

ロレンゾ・ケイン

MIL(2010)-KC(2011-2017)-MIL(2018-2022)

 

通算成績 1171試合 .283 1220安打 87本塁打 454打点 190盗塁 fWAR30.9

獲得タイトル:ゴールドグラブ賞1回、フィールディング・バイブル・アワード2回

 

2015年 140試合 .307 169安打 16本塁打 72打点 28盗塁 fWAR6.1

 

ロイヤルズ世界一を支えた堅守の外野手

通算DRSプラス136を誇る堅守の外野手。

 

2010年にサイ・ヤング賞投手のザック・グレインキーとのトレードでロイヤルズに加入すると、高い身体能力を武器に外野手のレギュラーに定着。

 

ロイヤルズが世界一となった2015年にはセンター守備でDRSプラス16とゴールドグラブ賞級の数字を叩き出し、ファインプレーの数々で投手陣をバックアップ。

 

バッティングでも2年連続で打率3割、走塁面では28盗塁と走攻守全てでハイレベルな成績を残し、rWARは7.0をマーク。MVP投票ではドナルドソン、トラウトに次ぐ3位にノミネートされた。

 

2018年からは古巣ブルワーズでプレー。契約1年目はfWAR6.0と5年8000万ドルの大型契約に見合う活躍を見せたが、2020年以降は故障や打撃不振に苦しみ、2023年をもって現役引退を表明した。

 

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パワプロ2023 チッパー・ジョーンズ 2008年 パワナンバー

チッパー・ジョーンズ

ATL(1993,1995-2012)

 

通算成績 2499試合 .303 2726安打 468本塁打 1623打点 150盗塁 fWAR84.6

獲得タイトル:首位打者1回、シルバースラッガー賞2回

 

2008年 128試合 .364 160安打 22本塁打 75打点 4盗塁 fWAR7.1

 

史上最高のスイッチヒッター

2018年に有資格1年目で得票率97パーセントと圧倒的支持を受け、殿堂入りを果たしたブレーブスのフランチャイズ。

 

現役時代は強打のスイッチヒッターとして恐れられ、1999年にはスイッチヒッターとしてはランス・バークマンに並ぶ歴代2位*1となるシーズン45本塁打を記録。

 

パワーだけでなくアベレージを残す力にも定評があり、キャリアを通して規定3割を9回クリア。2008年には両リーグでトップとなる打率.364というハイアベレージを記録している。

 

バッティングは抜きん出ているが、サード守備の評価はもっぱらイマイチ。

2002年にはエラーの多さを指摘され、レフトにコンバートされている。

 

2004年以降はサードを定位置に戻しており、猛練習したのかDRSは徐々に向上。2008年にはプラス10と名手の域にまで数字を伸ばした。

 

登録名はチッパーだが、本名はラリー。本人はラリーと呼ばれるのがイヤらしく、それを逆手に取った相手チームのファンからはよく「ラリー」と叫ばれていた。

 

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査定に関して

選球眼

通算1512四球に対して、1409三振とキャリアを通して四球>三振を達成。

2008年は128試合の出場ながら90四球を選び、それでいて三振はわずか61と相変わらず高い選球眼を誇っていた。ちなみに同年の出塁率はリーグ1位の.480と圧倒的な数字を残している。

 

関連選手:2000年代スイッチヒッター四天王

カルロス・ベルトラン

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マーク・テシェイラ

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ランス・バークマン

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*1:1位はミッキー・マントルのシーズン52本塁打

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